「生物多様性」という言葉を耳にする機会が増えてきましたが、生物多様性といっても絶滅危惧種の保全、外来種の侵入に伴う生態系の変化、里山の荒廃など、イメージする内容は多岐に渡ります。一方、国際的な動向を見ると、生物多様性とは自然環境や生物を保全することにとどまらず、それらを増やしていくこと(ネイチャーポジティブ)への転換が求められています。第3回では、生物多様性の本質やその歴史的な背景に加え、これから目指すべき方向であるネイチャーポジティブ、そして企業に求められる取組みについてご紹介します。