千葉市の下水道は、令和4年度末で人口普及率が97.5%となる一方、管渠延長が約3,790km、下水処理場が2箇所、ポンプ場が約150箇所と多くの施設を抱えている。急増する老朽化施設に対応するためのストックマネジメントや気候変動に伴う浸水被害の軽減などの施策を計画的に進める必要がある中、コロナの影響に伴う使用料収入の減少、燃料費高騰、金利上昇などを考慮し、計画の見直しや下水道使用料改定の検討を行うなど、経営の健全化を図る取り組みを詳説する。