サプライヤ(取引先)に「二酸化炭素の排出量を算定してくれ」と言っても、自分が算定方法を知らなければ無理ですよ!
世の中は「脱炭素」「カーボンニュートラル」などで埋め尽くされています。しかも自社の排出量だけではなく、サプライチェーン全体の算定が必須です。つまりサプライヤから排出量を提示してもらわねばなりません。
大問題があります。
サプライヤの窓口である企業の調達・購買部門は、この二酸化炭素排出量算定の方法を知りません。知らないのに、サプライヤには「算定しろ」と言うのですか?
考えてください。「算定方法を知っている調達部員」「算定方法を知らない調達部員」、どちらがデータを集められるでしょうか。また、「取引先は算定の方法を知らない」「取引先は算定の方法を理解している」、どちらが理想的ですか?
そしてさらに大問題があります。
二酸化炭素ならびにGHG(温室効果ガス)の算定を、わかりやすく説明したセミナーがありません。難しい学術書ばかり。「平易なセミナーがあった」と思えば、単に脱炭素社会に向けた概要を語っただけ。これでは誰も理解できません。
そこで当セミナーでは、次を可能とします。
・平易な言葉で、誰もが理解できるように、二酸化炭素排出量の算定方法をお伝えします
・ぶっちゃけ実務ではここまでやれば大丈夫、という内容を説明します
・取引先に、二酸化炭素排出量の指導ができるようになります
・排出量算定と社会の動向を理解できます
具体的なアジェンダは次の通りです。
1.温暖化と温暖化抑止のプレッシャー
・温暖化と温室効果ガス
・GHGとその種類
・GHGとその比率
・脱炭素に向けた動き
2.温室効果ガス算定の考え方
・地球温暖化対策の推進に関する法律
・GHG排出量算定の範囲
・GHGプロトコル
・サプライチェーン排出量の定義
・カーボンフットプリントの範囲
・バウンダリーの規定
3.温室効果ガス排出量の基本式
・GHG排出量算定のためのデータベース
・GHG排出量算定のデータ収集
・バウンダリーにおける入力と出力
・GHGの算定手順
4.温室効果ガス排出量算定(自社工程編)
・サンプル工程
・工程ごとの分析
・排出原単位のあてはめ
・排出量の修正
・CO₂以外のGHG換算
5.温室効果ガス排出量算定(調達・輸送編)
・調達品の抽出
・エネルギー排出量計算時の問題
・調達品で発生したGHG算定
・調達物流で発生したGHG算定
・サプライヤからのPDS
・下請法と排出量算定依頼
綺麗事はありません。現場で役に立つノウハウや知識のみをひたすら説明します。
ノウハウを知るか知らないかで、大幅に今後の業務効率が異なってきます。教育投資の効果はあまりに大きいとご理解いただいているはずです。
当セミナーのご受講を強くオススメします。なぜなら、私がかつてもっとも知りたかった内容を集めたセミナーだからです。