われわれの周囲を見渡して、デジタルIT世界で海外製品を見ない日はない。Apple、Google、Amazon、Microsoft…日々の生活や仕事のなかでGAFAMなどと呼ばれる大手IT企業の製品はなくてはならないものとなった。こうしたなか、銀行業務や決済、セキュリティに関わる分野まで、これら企業が既存のシェアや競争力を武器に進出し、プラットフォームを構築して市場を席巻するのではないかという警戒感が高まっている。これは真実なのか、現状の各社の戦略やその実態を読み解きつつ、今後の日本における展望を考えてみる。