パーソナルデータを活用することで、個人の生活が便利になり、企業の利益の源泉として今後ますますその重要性が増していくということはいうまでもありません。しかし、個人の生活を豊かにするために使われるはずのパーソナルデータが、企業の利益だけを追及したり、個人の意図しないデータの収集や利用のされ方をするといった事案が近年多発しています。そのため、個人の権利を強化するために世界各国で法律が改正され、いままでのような企業が中心となるデータ活用は困難になってきています。
本講義では個人を中心とした新たなデータ活用の考え方に対し、どのような仕組みが構築されようとしているのか、解説します。