有効性を志向した内部監査に必須となる、監査中に示された客観的証拠や事象に対して、関連するプロセスを思い浮かべつつ、その事象(適合・不適合問わず)の発生原因まで遡っての評価(深堀検証=Audit Trail)実施を可能とし、改善事項の特定に結び付ける能力を身に付けていただきます。
価値ある品質マネジメントシステム内部監査(システム、業務、部門運営の各プロセスの有効性を検証し、改善点を特定)の実現を目指すISO9001内部監査員様に最適な研修です。研修は、「導入編」と「実践編」で構成されています。
【ISO9001品質マネジメントシステム有効性監査員研修-導入編】
★第1章:内部監査のスキルアップ:29分26秒
適合性評価と有効性評価の違い、有効性は内部監査でどのように評価ができるのか?をプロセス想定の必要性、職位・階層によって異なるプロセスへの監視、測定、分析、評価の考え方を含めてご案内致します。
★ワークショップ1:プロセスの想定(解説動画付):9分30秒
どなたにとりましても、最もイメージしやすい「倉庫運営」をテーマに、課題となる規定を対象に、職位毎に担っているプロセスの想定を行っていただきます。
★第2章:チェックリストと客観的証拠:24分
職位毎に策定される様々な計画や進捗(パフォーマンス)の状況を内部監査で確認するための監査質問(チェックリスト)作成、及びプロセスパフォーマンスの有効性を監査現場で検証するための手法を、客観的証拠への追加検証の方法の解説を含めてご案内致します。
★練習問題:客観的証拠への更なる検証(解説動画付):5分
温度測定記録を対象に、関連するプロセスを含めた追加検証を実施いただきます。
★ワークショップ2:チェックリストの作成(解説動画付):12分30秒
ワークショップ1で特定した職位別のプロセスを対象に、潜在するリスクや望まれる成果に関する監視測定項目を考慮したチェックリストを作成いただきます。
★監査デモンストレーション:26分
講師が、ワークショップ2の解説に用いたチェックリストに基づき監査デモンストレーションを実施。各質問に対して提示される9種類の客観的証拠及び作業現場訪問時の確認事項をご案内致します。
【ISO9001品質マネジメントシステム有効性監査員研修-実践編】
★有効性監査:39分40秒
導入編を振り返りつつ、対象プロセスによって異なる有効性監査手法、
リスク(不適切事象)の検出を志向した内部監査での確認例をご案内致します。
★ワークショップ3:チェックリストの作成(解説動画付):14分20秒
「設計・開発」、「製造」2つのプロセスのタートル図を対象に、アウトプットがインプットを満たしていることを確認するための監査質問(チェックリスト)を職位別に作成いただきます。
★有効性志向の監査事前準備と深堀検証:12分54秒
導入編でご案内した監査前準備(プロセスを想定し、タートル分析へ展開)に基づく、監査現場での有効性志向の深堀検証(AUDIT TRAILの組立)手法をご案内致します。
★ワークショップ4:監査質問の掘り下げと監査結論の特定(解説動画付):7分50秒
自動車関連部品の製造事例を対象に、事例の中で発生した事象について予め記載された質問への回答を参照し、掘り下げた監査質問と監査結露を検討いただきます。
★ワークショップ5:AUDIT TRAILの組立(解説動画付):3分43秒
外部委託先のパフォーマンス監視及び再評価システムに対して有効性を志向した監査を実施いただきます。購買プロセスを対象に、監査概要を熟読の上、AUDIT TRAILを組立。組立結果に基づく監査質問作成、質問に対する被監査側の回答を想定し、最終的に改善事項を決定いただきます。