※2024年10月28日に収録しました。
講師:岡 隆充 氏 株式会社YUIアドバイザーズ コンサルタント 税理士
“売り手”のアドバイザーである税理士と“買い手”としての不動産事業者がMA事業に参入する実務ポイント
不動産MAは、「不動産業界」の成長戦略には必須の手段です。現物不動産市場の価格高騰により、競争力の強化や新規市場を目指す不動産事業者にとって「不動産MA」事業の検討は必須です。
また、税理士の顧問先に、不動産所有企業や不動産を主要資産とする企業を持つ場合、相続・事業承継対策の一つとして「不動産MA」の活用を検討する必要があります。
そこで、本講座では、売り手のアドバイザーとしての税理士が、相続・事業承継対策としての不動産MAの活用方法及び実行プロセスを、買い手の不動産事業者については、不動産市場の需要変化に柔軟に対応するための不動産MAについて解説していきます。
また、売り手と買い手の不動産MAマッチングについてもお話いただきます。
<プログラム>
1. 不動産MAとは
① 不動産MAの概要
② 不動産MAの事例
③ 不動産MAのメリット・デメリット
④ 税金の計算方法
⑤ 不動産の時価の考え方
2. 売手の検討事項
① 売却にむけて
・不動産並びに自社株式の価格算定
・現物or不動産MAの選択
・株主の整理
② 事業が不動産だけではない場合
③ 事業用不動産と非事業用不動産
④ 不動産MAを活用した相続・事業承継対策
⑤ 土地譲渡類似株式等
⑥ バリューアップできないか
3. 買手の検討事項
① 購入にむけて
② DDの重要性
法務、税務、不動産
③ 資金調達(現状不適格は融資に影響する)
④ 購入費用
4. 不動産MAと相続・事業承継対策
① 退職金の活用
② 役員借入金
③ 直前の贈与の有効性
④ 企業オーナーの相続対策
5. 不動産MAを事業化するための鉄則
① 売手は手取り額の最大化を目指す
② 買手はDD
③ アドバイザーの選択は慎重に(注意喚起)
④ 不動産MAマッチング