監査役は、組織の実効性あるガバナンスに貢献することが必要と考えます。それには、まず、監査役に期待されることを理解し、監査役業務の遂行に際し必要とされる知識と能力を明確にし、当該組織において、監査役はどのように問題点を把握すべきか、それに基づき、具体的にどのような発言をすべきかが重要です。すなわち、監査役業務や監査役監査として、やるべきことは何かについて、事例に基づき理解して頂きます。
そして、監査役監査基準に準拠した年間の監査計画の策定方法、監査の推進方法を解説し、社長や各業務組織(執行部門)に対し、どのように対応すればよいかについて習得できるようにします。監査役業務の基本としては、会社法に基づく「職務・役割・権限・義務・責任等の解説」が主体となりますが、講師の過去の経験から、多くの監査役が悩んでいるのは、監査役業務を円滑に推進するためにはどうしたらよいかです。
そのため、監査役自身が努力するだけでなく、組織の中で、監査役業務への理解や協力も是非とも必要になってきます。これらの点に関して、監査役の方に理解頂くためには、実際の事例や監査役自身の失敗事例、および誤解されやすい論点等を織り込むことが必要と考えています。これらの内容を織り込んでわかりやすく解説していきますので、本セミナー終了後には、直接、監査役業務や監査役監査に大いに役立つようになると思います。