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2024/05/30(木) 13:00 ON AIR

次世代通信におけるメタマテリアル・メタサーフェスの活用と研究戦略 ~協業・アウトソーシング戦略、5Gミリ波領域のメタ・サーフェス反射板、ミリ波電磁場分布評価技術~

次世代通信に向けたメタマテリアル・メタサーフェスの今後の展望について解説する講座です。
質問OK 初~中級者向け [N]
49,500 (税込)
4時間15分 詳細へ
2024/05/29 17:00 まで
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イベント概要

★2024年5月30日WEBオンライン開講。【①元富士フイルム・研究室長/慶應義塾大学・特任研究員/納谷ラボ・代表:納谷氏】【② 株式会社KRI・スマートマテリアル研究センター・ディレクター:波多野氏】専門家の講師が次世代通信に向けたメタマテリアル・メタサーフェスの今後の展望について解説する講座です。

■本講座の注目ポイント

 ★メタマテリアル・メタサーフェスの基礎・原理から解説します!

 ★研究戦略として、体制、設備、アウトソーシングについて紹介します!

 ★5Gミリ波領域のメタ・サーフェス反射板を例に、設計・作製・評価・解析の各技術について紹介します!

カリキュラム/プログラム

【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】

≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫

※第一講は、前後半『75分×2パート』となっております。


【第1講】 メタマテリアル・メタサーフェスの実際  -最新動向から研究開発戦略まで-

【時間】 13:00-15:45

【講師】納谷ラボ 代表 納谷 昌之 氏

【講演主旨】

 メタマテリアル・メタサーフェスは、透明マントや極薄レンズ、極薄方向性アンテナなど、従来の材料・構造では不可能と考えられていたデバイス・部材を人工的微細構造によって実現する技術であり、情報・通信や環境対応などの産業分野での応用が強く期待されています。一方で、より広く普及するためには、設計、基板材料、微細加工技術などに関する課題の解決が必要です。
 本講演では、メタマテリアル・メタサーフェスの産業的な可能性とともに、それらの課題について明らかにします。そして、今後のメタマテリアル・メタサーフェスの研究開発に必要な技術、研究体制や研究開発推進の戦略(他分野との協業、アウトソーシングなど)について議論します。

【習得できる知識】
 ①メタマテリアル・メタサーフェスの原理
 ②メタマテリアル・メタサーフェスの可能性と限界、そして課題
 ③メタマテリアル・メタサーフェスの応用領域
  – 通信、光情報処理、環境などのビジネス –
 ④メタマテリアル・メタサーフェスデバイスの実例
  – 通信用アンテナ、フラットレンズ、音響メタマテリアルなど –
 ⑤メタマテリアル・メタサーフェスの設計と作製
 ⑥メタマテリアル・メタサーフェスの研究戦略
  – 体制、設備、アウトソーシングなどの戦略 -

【講演キーワード】
 メタマテリアル、メタサーフェス、フラットレンズ、メタレンズ、5G、ポスト5G、6G、メタサーフェスアンテナ、透明マント、低誘電率材料、研究開発戦略、電磁場シミュレーション、極微細加工、インクジェット、環境ビジネス

【講演のポイント】
 メタマテリアル・メタサーフェスの展開には、物理的な設計、微細構造作製とともに、低誘電率材料などの素材が重要であることを示します。また、電磁波シミュレーションや特性評価などをアウトソーシングしながら研究開発を効率的に進める戦略について述べます。

【プログラム】

1. メタマテリアル・メタサーフェスとは
 1.1 メタマテリアル・メタサーフェスとは
 1.2 メタマテリアル・メタサーフェスの原理
 1.3 メタマテリアル・メタサーフェスの可能性

2. メタマテリアル・メタサーフェスの実例
 2.1 ランダム分散メタサーフェスによる可視〜赤外光制御
 2.2 音響メタマテリアル - 雑音を遮断し、風を通す -
 2.3 メタレンズ – スマホカメラの出っ張りを無くする -

3. メタマテリアル・メタサーフェスの研究開発戦略
 3.1 メタマテリアル・メタサーフェス実現のための課題
 3.2 研究開発に必要な技術・設備・体制など
 3.3 協業・アウトソーシングによる効率的な研究開発戦略

【質疑応答】



【第2講】 5Gミリ波用メタ・サーフェス反射板の設計・作製と電磁場分布可視化評価

【時間】 16:00-17:15

【講師】株式会社KRI スマートマテリアル研究センター・オプトエレクトロニクス研究室・ディレクター・博士(工学) 波多野 洋 氏

【講演主旨】

 次世代通信においては、電波の到達距離・直進性から多様な電波制御技術が重要となります。メタ・マテリアル(メタ・サーフェス)は、まさに電磁場(電波)を自在に制御できる技術であり、通信分野での実用化が期待されています。
 本講演では、5Gミリ波領域のメタ・サーフェス反射板を例に、その設計・作製・評価・解析の各技術について紹介します。設計では電磁波の位相シフトの活用とシミュレーション技術を、作製ではインクジェット技術による試作例を示します。また評価技術として、測定対象物の極近傍(波長以下の領域)や入射場・反射場混在領域の電磁場分布が可視化できる手法をご紹介し、実測結果とその解析結果を示します。あわせて次世代通信の課題についても議論します。

【習得できる知識】
 ①次世代通信の課題と対策
 ②メタ・サーフェスの設計・シミュレーション技術
 ③ミリ波電磁場分布評価技術

【講演キーワード】
 次世代通信、Beyond 5G(B5G)、ミリ波、電波制御、反射板、メタ・サーフェス、メタ・レンズ、電磁場シミュレーション、インクジェット、電磁場分布可視化、近接場、近傍界

【講演のポイント】
 メタ・サーフェスの実践としてミリ波電波制御への活用例について、その設計から試作・評価の実例を示します。測定対象物の極近傍や入射波・反射波混在領域などの従来の手法では正確に捉えられない領域の電磁場分布を測定できる手法を紹介し、次世代通信の課題にも触れます。

【プログラム】

1.次世代通信におけるメタ・サーフェスの活用
 1-1. 次世代通信とは
 1-2. 電波制御の必要性
 1-3. 電波制御板の種類

2.次世代通信用メタ・サーフェス反射板
 2-1. ユースケース
 2-2. 設計・シミュレーション
 2-3. インクジェット法による試作

3.ミリ波電磁場分布可視化評価
 3-1. 測定原理と特徴
 3-2. メタ・サーフェス反射板の評価
 3-3. 結果解析と考察
 3-4. その他の測定事例

4.次世代通信の課題と対策例

【質疑応答】

視聴期間/スケジュール

以下の期間でライブ配信を行ないます。
2024/05/30 13:00 から 2024/05/30 17:15 まで

詳細

受講対象者の職種/職位
本テーマに関心のあるに携わる研究開発者・技術者・事業担当者
受講レベル
初~中級者向け
※受講レベルについて
受講についての補足
※領収書をご希望の方は、ご購入後にDeliveru(デリバル)にログインをして、領収書をダウンロードしてください。

※当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき11,000円で追加でお申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は11,000円となります)。
2名以上の場合は、ファシオ・セミナー事務局までご連絡ください。
質問方法
セミナー担当 webinar@andtech.co.jp
配布資料
なし
※資料がある場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
修了証の発行
なし
※「あり」の場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
提供方法
Zoom配信

講師のプロフィール

講師名
第1部  納谷ラボ  代表  納谷 昌之 氏 第2部  株式会社KRI  スマートマテリアル研究センター・オプトエレクトロニクス研究室・ディレクター・博士(工学)  波多野 洋 氏
経歴
第1部  納谷ラボ  代表  納谷 昌之 氏

1985年 北海道大学大学院工学研究科応用物理学専攻 修士課程終了
1985年 富士写真フイルム(現富士フイルム株式会社)入社 吉田南工場研究部
1982年 宮台技術開発センター
1999年 宮台技術開発センター 主任研究員
2005年 先端コア技術研究所 研究主席
2006年 北海道大学より博士(工学)取得
2008年 先端コア技術研究所 光学基盤研究室長
2008年ー2013年 東京大学非常勤講師
2016年 研究主幹 先端コア技術研究所 応用物理ユニット長
2018年 定年退職。研究主幹として職務継続
2018年ー2020年 慶應義塾大学医学部非常勤講師(兼務)
2021年 退職。
      納谷ラボ代表。慶應義塾大学特任研究員。
2022年 現在に至る

第2部  株式会社KRI  スマートマテリアル研究センター・オプトエレクトロニクス研究室・ディレクター・博士(工学)  波多野 洋 氏

1998-1999:大阪大学
1999-2023:ミノルタ/コニカミノルタ
2023-:株式会社KRI
2010-2014:応用物理学会 代議員