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2024/09/30(月) 13:00 ON AIR

音響メタマテリアル ~基礎と可能性、通気遮音を含めた社会実装プロセス、遮音・制振シートの実装と応用、超音波透過メタマテリアル技術~

音響メタマテリアルの基礎と可能性、通気遮音を含めた社会実装プロセス開発手法、遮音・制振シートの実装と応用、超音波透過メタマテリアルの革新的技術展開まで解説する講座です。
質問OK 初~中級者向け [N] 返金保証
60,500 (税込)
4時間15分 詳細へ
2024/09/29 17:00 まで
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イベント概要

★2024年9月30日WEBでオンライン開講。納谷ラボ 代表 納谷氏、ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 永島氏、三菱ケミカル株式会社 駒村氏、株式会社村田製作所 西田氏、Mudassir Hussain氏の5名が音響メタマテリアルの基礎と可能性、通気遮音を含めた社会実装プロセス開発手法、遮音・制振シートの実装と応用、超音波透過メタマテリアルの革新的技術展開まで解説する講座です。

■本講座の注目ポイント

★光・音響メタマテリアル両者に共通する基本原理と今後の可能性、「通気遮音」を含めた社会実装プロセスの開発手法から実装まで、そして網羅的量産、実装、コスト面を克服した実用性の高い音響メタマテリアル遮音・制振シートReso-Core™の特長、「質量とバネ」の共振器構造を利用して様々な材料に超音波を効率的に透過させる革新的な超音波透過メタマテリアル技術まで解説する講座です。

※第4部のご講演について

ご講演資料につきましては英語となりますが、ご講演については日本語となります。質疑応答につきましては日本語と英語になります。ご了承の程よろしくお願いいたします。

カリキュラム/プログラム

【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】

■本セミナーの主題および状況

★車やさまざまな機器システムの静音化技術として注目される音響メタマテリアル。その今後の可能性、、通気遮音の開発手法から実装、遮音・制振シートの最新開発状況、そして超音波を効率的に透過させる超音波透過メタマテリアルまで解説、紹介します。

■注目ポイント
★光メタマテリアルを実現・実用化し、さらにその原理を音響メタマテリアルに展開、実用化した講演者の経験をもとに、メタマテリアル・メタサーフェスの、より原理的な考え方の重要性や、実用化技術への活かし方などについて学習、習得できる!

★「通気遮音」を含めた、音響メタマテリアル全般の社会実装プロセスについて、開発手法から実装まで学習、習得できる!

★音響メタマテリアルの実用化に向けた開発事例を紹介、音響メタマテリアル技術を利用した遮音・制振材の具体的な実装方法や機能、並びに開発過程で必要な評価・解析方法等について学習、習得できる!

★音響メタマテリアルの特性を理解することで、騒音課題に対して効果的に音響メタマテリアルを適用できる方法を学習、習得できる!

★60%以上の高い超音波透過率を実現、片側に形成するだけ両側からの超音波透過が可能、空気媒体など大きな音響インピーダンス差にも適用可能等、様々な用途に展開できる超音波透過メタマテリアル技術の特長を学習、習得できる!

講座担当:齋藤順

≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫


【第1講】 メタマテリアル・メタサーフェスの基礎 ー光から音へー

【時間】 10:45-12:00

【講師】納谷ラボ 代表 納谷 昌之 氏

【講演主旨】

透明マントや完全レンズという華々しいターゲットを掲げて研究が推進されてきた光メタマテリアル・メタサーフェスは、今や、6G通信のためのメタサーフェス反射板や、スマホのフラットレンズなど、実生活で必要な実用技術へと進歩しつつあります。一方で、音に関しては、車やさまざまな機器システムの静音化技術として、音響メタマテリアルが注目されています。
光メタマテリアルも、音響メタマテリアルも、「光や音の波長よりも小さな構造を用いて、自然物ではあり得ない特性を得る」という点で共通しています。本講では、光・音響メタマテリアル両者に共通する基本原理を解説し、それをもとに今後の可能性について議論します。



【プログラム】

1. メタマテリアル・メタサーフェスとは
 1.1 メタマテリアル・メタサーフェスとは
 1.2 メタマテリアル・メタサーフェスの原理
 1.3 メタマテリアル・メタサーフェスの可能性 ー 光メタマテリアルの実例 ―

2.光から音へ
 2.1 光メタマテリアルと音響メタマテリアルの類似性
 2.2 雑音を遮断し、風を通す音響メタマテリアル
 2.3 音響メタマテリアルの可能性



【キーワード】

音響メタマテリアル、通風防音、静音化、音響クローキング、透明マント、ポスト5G, 6G



【講演の最大のPRポイント】

光メタマテリアルを実現・実用化し、さらにその原理を音響メタマテリアルに展開、実用化した講演者の経験をもとに、メタマテリアル・メタサーフェスの、より原理的な考え方の重要性や、実用化技術への活かし方などについてお話しします。

【第2講】 音響メタマテリアルの社会実装について

【時間】 13:00-14:15

【講師】ピクシーダストテクノロジーズ株式会社 事業開発部 永島 弘章 氏

【講演主旨】

メタマテリアルは波長以下の構造体によって材料が固有に持つ物性とは異なる物性を示す物質です。
なかでも音響メタマテリアルは対象とする音の波長が数mm~数m程度であり、3Dプリンターの発展により複雑かつ精密な構造の試作が容易になったことで、近年研究が盛んに行われている分野です。
本セミナーでは、音響メタマテリアルを用いた吸音材,遮音材の社会実装について、具体的なユースケースを想定した開発プロセス及び評価方法について、幅広くご紹介いたします。




【プログラム】

1. はじめに
 1.1 自己紹介
 1.2 音響メタマテリアル 開発背景
2. メタマテリアルについて
 2.1 メタマテリアルとは
 2.2 音響メタマテリアルとは
3. 音響メタマテリアル吸音材の吸音原理と設計
 3.1 従来の吸音材
 3.2 音響メタマテリアル吸音材
 3.3 計算手法の工夫
 3.4 測定方法
 3.5 設計事例・実装事例
4. 音響メタマテリアル遮音材の遮音原理と設計
 4.1 従来の遮音材
 4.2 音響メタマテリアル遮音材
 4.3 計算手法の工夫
 4.4 測定方法
 4.5 設計事例・実装事例
5. 今後の展望



【キーワード】

音響メタマテリアル
吸音材
遮音材
防音
通気遮音



【講演の最大のPRポイント】

弊社では音響メタマテリアルを用いた吸音材をオフィス向けに開発・量産販売しており、前述の開発事例から社会課題の一つの音に対してメタマテリアルを用いてのアプローチを開発背景から実装に至るまで幅広くご紹介いたします。
本講演を通して音響メタマテリアルの社会実装を目指す方への手がかりになれればと存じます。

【第3講】 音響メタマテリアル遮音・制振シート Reso-Core™(レゾコア)の特長について

【時間】 14:30-15:45

【講師】三菱ケミカル株式会社 SMBG, アドバンストソリューションズ統括本部, 技術戦略本部, 情電技術部, 機能性エレクトロニクスグループ 駒村 貴裕 氏

【講演主旨】

近年、質量則を凌駕し、軽量で高い遮音性能を示す材料として音響メタマテリアルが注目されています。しかし、音響メタマテリアルは多くの場合、共鳴・共振を生じる構造体が多数集積した複雑な構造を有するため、量産、実装、コストの面で実用化が困難とされてきました。我々は、弊社で保有する材料加工およびシミュレーションの知見を活かして、実用性の高い2種類の音響メタマテリアルシートReso-Core™(レゾコア)Type-AおよびType-Bを開発しました。本講演では、Reso-Core™の特長と実用化に向けた開発事例について、シミュレーションと実験の結果を交えながら紹介します。




【プログラム】

1.音響メタマテリアルシートReso-Core™の紹介
2.音響メタマテリアルシートReso-Core™の特長、機能、実装方法
3.音響メタマテリアルシートReso-Core™の応用
 3-1 金属錘のあるシート(Reso-Core™ Type-A)の遮音・制振材への応用
 3-2 樹脂のみからなるシート(Reso-Core™ Type-B)の遮音材への応用



【キーワード】

音響メタマテリアル、防音材料、遮音材料、制振材料、軽量化、低周波騒音低減



【講演の最大のPRポイント】

本講演では、音響メタマテリアルの実用化に向けた開発事例を紹介し、音響メタマテリアル技術を利用した遮音・制振材の具体的な実装方法や機能、並びに開発過程で必要な評価・解析方法等について解説します。音響メタマテリアルの特性を理解することで、騒音課題に対して効果的に音響メタマテリアルを適用できるようになるきっかけとしていただければ幸いです。

【第4講】 超音波透過メタマテリアル:多様な応用のための音響波伝搬の革命  "Ultrasound Transmission Metamaterial: Revolutionizing Acoustic Wave Propagation for Diverse Applications"

【時間】 16:00-17:15

【講師】株式会社村田製作所 技術・事業開発本部 マテリアル技術センター 新規材料・プロセス開発部 西田 正弥 氏

【講演主旨】

本講義の目的は、音響メタマテリアル、音響インピーダンス、およびそれらが音波の透過に及ぼす影響について、参加者の理解を深めることである。音波の透過、吸収、反射の概念を探求することにより、参加者はインピーダンス整合の原理と超音波透過への影響についての洞察を得ることができる。また、(株) 村田製作所が開発した、「質量とバネ」の共振器構造を利用して様々な材料に超音波を効率的に透過させる革新的な超音波透過メタマテリアル技術を紹介する。この講演を通じて、参加者は、先進的な音響メタマテリアル技術が、異なる業界にわたる多様なアプリケーションにおいて、どのようにして革命をもたらすかを包括的に理解することができる。

The purpose of this lecture is to deepen participants' understanding of acoustic metamaterials, acoustic impedance, and their influence on the transmission of sound waves. By exploring the concepts of transmission, absorption, and reflection of sound waves, participants will gain insights into the principles behind impedance matching and its effect on ultrasound transmission. Additionally, the seminar aims to introduce participants to the innovative ultrasound transmission metamaterial technology developed by Murata Manufacturing Co., Ltd., which utilizes a resonating "mass and spring" mechanism to efficiently transmit ultrasound through various materials. Through this exploration, participants will gain a comprehensive understanding of how advanced acoustic metamaterial technology can revolutionize ultrasound transmission in diverse applications across different industries.




【プログラム】

• 会社と講師の紹介
• 音響メタマテリアル技術の概要
• 音波の性質(透過、吸収、反射)
• 音響インピーダンスと不整合
• 超音波透過メタマテリアル技術の原理
• 超音波透過メタマテリアル技術の実評価結果
• 超音波透過メタマテリアル技術の応用



【キーワード】

超音波、メタマテリアル、透過、音響整合、インピーダンス整合



【講演の最大のPRポイント】

村田製作所が開発した超音波透過メタマテリアル技術には、以下の3つの特長がある。
1.60%以上の高い超音波透過率を実現できる
2.片側に形成するだけ両側からの超音波透過が可能である
3.空気媒体など大きな音響インピーダンス差にも適用可能である
これらの技術的な特長により、様々な用途に展開できる技術である。

視聴期間/スケジュール

以下の期間でライブ配信を行ないます。
2024/09/30 13:00 から 2024/09/30 17:15 まで

詳細

受講対象者の職種/職位
本テーマに関心のあるに携わる研究開発者・技術者・事業担当者
身につく知識/スキル
【第1講】 メタマテリアル・メタサーフェスの基礎 ー光から音へー

①メタマテリアル・メタサーフェスの原理
②メタマテリアル・メタサーフェスの可能性、限界と課題
③光メタマテリアルの原理から音響メタマテリアルへの展開の仕方。- 近接場の重要性 -
④メタマテリアル・メタサーフェスデバイスの実例(遮熱透明光メタサーフェス、音響メタマテリアル)

【第2講】 音響メタマテリアルの社会実装について

メタマテリアルの基礎
音響メタマテリアルの基礎
音響性能評価法
メタマテリアル設計手法

【第3講】 音響メタマテリアル遮音・制振シート Reso-Core™(レゾコア)の特長について

音響メタマテリアルの開発や実用化に際して必要となる技術や解析についての知識

【第4講】 超音波透過メタマテリアル:多様な応用のための音響波伝搬の革命  "Ultrasound Transmission Metamaterial: Revolutionizing Acoustic Wave Propagation for Diverse Applications"

参加者は音の基本的な性質、特に音響インピーダンスが音響透過に与える影響を理解するとともに、超音波の透過を向上させる超音波透過メタマテリアル技術の詳細および様々な産業への潜在的な応用について包括的に理解することができる。

Participants will gain an understanding of the fundamental properties of sound, in particular the impact of acoustic impedance on acoustic transmission, as well as a comprehensive understanding of the details of ultrasound transmission metamaterial technology to enhance ultrasound transmission and its potential applications in various industries.
受講レベル
初~中級者向け
※受講レベルについて
受講についての補足
※領収書をご希望の方は、ご購入後にDeliveru(デリバル)にログインをして、領収書をダウンロードしてください。

※当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき11,000円で追加でお申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は11,000円となります)。
2名以上の場合は、ファシオ・セミナー事務局までご連絡ください。
質問方法
セミナー担当 webinar@andtech.co.jp
配布資料
なし
※資料がある場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
修了証の発行
なし
※「あり」の場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
提供方法
Zoom配信

講師のプロフィール

講師名
第1部  納谷ラボ  代表  納谷 昌之 氏 第2部  ピクシーダストテクノロジーズ株式会社  事業開発部  永島 弘章 氏 第3部  三菱ケミカル株式会社  SMBG, アドバンストソリューションズ統括本部, 技術戦略本部, 情電技術部, 機能性エレクトロニクスグループ  駒村 貴裕 氏 第4部  株式会社村田製作所  技術・事業開発本部 マテリアル技術センター 新規材料・プロセス開発部  西田 正弥 氏
経歴
第1部  納谷ラボ  代表  納谷 昌之 氏

1985年 北海道大学大学院工学研究科応用物理学専攻 修士課程終了
1985年 富士写真フイルム(現富士フイルム株式会社)入社 吉田南工場研究部
1982年 宮台技術開発センター
1999年 宮台技術開発センター 主任研究員
2005年 先端コア技術研究所 研究主席
2006年 北海道大学より博士(工学)取得
2008年 先端コア技術研究所 光学基盤研究室長
2008年ー2013年 東京大学非常勤講師
2016年 研究主幹 先端コア技術研究所 応用物理ユニット長
2018年 定年退職。研究主幹として職務継続
2018年ー2020年 慶應義塾大学医学部非常勤講師(兼務)
2021年 退職。
      納谷ラボ代表。慶應義塾大学特任研究員。
2022年 現在に至る

第2部  ピクシーダストテクノロジーズ株式会社  事業開発部  永島 弘章 氏

第3部  三菱ケミカル株式会社  SMBG, アドバンストソリューションズ統括本部, 技術戦略本部, 情電技術部, 機能性エレクトロニクスグループ  駒村 貴裕 氏

2021年 3月 東京工業大学 物質理工学院 材料系材料コース 博士課程修了
2021年 4月 三菱ケミカル株式会社 入社

第4部  株式会社村田製作所  技術・事業開発本部 マテリアル技術センター 新規材料・プロセス開発部  西田 正弥 氏
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