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2024/05/23(木) 10:45 ON AIR

5G通信に向けた各種導電材を用いた透明アンテナおよびメタサーフェス反射板(IRS/RIS)/メタマテリアル電波散乱シートの最新開発動向

透明導電膜を利用した基地局アンテナの評価方法およびキャリア様への導入の経緯とは!?
質問OK 初~中級者向け [N]
60,500 (税込)
6時間20分 詳細へ
2024/05/22 17:00 まで
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イベント概要

★2024年5月23日WEBでオンライン開講。日本ゼオン株式会社 摺出寺氏、日本電業工作株式会社 萩原氏、電気通信大学 村上氏、東北大学 川本氏が5G通信に向けた各種導電材を用いた透明アンテナおよびメタサーフェス反射板(IRS/RIS)/メタマテリアル電波散乱シートの最新開発動向について解説する講座です。

■注目ポイント

★透明導電膜を利用した基地局アンテナの評価方法およびキャリア様への導入の経緯とは!?

カリキュラム/プログラム

【本セミナーの主題および状況・本講座の注目ポイント】

■本セミナーの主題

★第5世代移動通信システム(5G)で使用されるミリ波帯の電波は直進性が高く、回り込みにくい特性をもつため、遮蔽物がある場合に電波が受信アンテナに届かくなり、通信品質の大きく劣化する領域(不感地帯)が発生する問題があります。

→本講では、不感地帯における無線通信品質改善を目的としたメタマテリアル電波散乱シートについて設計方法や試作および実験による有効性について解説!

★金属天井のある場所での屋内用アンテナ設置において、金属天井用アンテナが目立つため設置が難しい問題がございます。

→この課題を解決する手段として透明導電性フィルムを用いた屋内移動通信基地局用アンテナを紹介!



■注目ポイント

★透明性・低吸湿性・低複屈折性・耐熱性を備え精密成形しやすい樹脂であるシクロオレフィンポリマーと透明アンテナ基板への応用事例を紹介!

★透明導電膜を利用した基地局アンテナの将来のロードマップを解説!

★次世代の無線通信技術に有用であると考えられているIntelligent Reflecting Surface (IRS)について将来的なシステム設計などの知見となり得る理論検討結果などを紹介!



講座担当:牛田孝平



≪こちらの講座は、WEB上での開催のオンライン講座になります≫

【第1講】 シクロオレフィンポリマーの特性と透明アンテナ基板への応用(仮題)

【時間】 10:45-12:00

【講師】日本ゼオン株式会社 総合開発センターものづくりスタジオ/スタジオ長 摺出寺 浩成 氏

【講演主旨】

※現在講師の先生に最新のご講演主旨をご考案いただいております。完成次第本ページを更新いたします。

 シクロオレフィンポリマーは透明性・低吸湿性・低複屈折性・耐熱性を備え精密成形しやすい樹脂である。用途展開例として、光学レンズ(スマホ、車載)、医療用途、LCD・OLED向け光学フィルムで既に上市しているものの紹介と、今後成長が期待されるフレキシブル用途や高周波用途向けの開発品について紹介する。



【プログラム】

※現在講師の先生に最新のご講演プログラムをご考案いただいております。完成次第本ページを更新いたします。

1.日本ゼオンの会社概要と事業展開

2.非晶性シクロオレフィンポリマーについて(既存用途の説明)
 2-1 特性
 2-2 光学レンズ用途
 2-3 医療用途
 2-4 光学フィルム用途

3.結晶性シクロオレフィンポリマーについて
 3-1 従来COPとの特性比較
 3-2 高周波特性
 3-3 高周波領域の伝送損失 基材比較
 3-4 フレキシブル性

4.ものづくりスタジオについて(新テーマ創出活動)
 4-1 スタジオの取り組み(他社との共創テーマ探索)
 4-2 メタサーフェス反射板への取り組み

【質疑応答】



【キーワード】

1. シクロオレフィンポリマー
2. 低誘電率、低誘電正接
3. フレキシブル性
4. テラヘルツ



【講演のポイント】

光学・医療用途向けシクロオレフィンポリマーの重合、溶融押出、延伸、塗布、ナノインプリントなど、講演者はこれらの技術に直接従事した経験があり具体的な課題、展望についての紹介が可能。また、新テーマ創出活動中であり、様々な分野へ挑戦している。



【習得できる知識】

シクロオレフィンポリマーの基本特性と高周波特性

【第2講】 透明導電性フィルムを使用した基地局アンテナの開発

【時間】 14:25-15:40

【講師】日本電業工作株式会社 開発イノベーション本部 / 部長 萩原 弘樹 氏

【講演主旨】

 金属天井のある場所での屋内用アンテナ設置において、金属天井用アンテナが目立つため設置が難しい問題がある。この課題を解決する手段として、透明導電性フィルムを用いた屋内移動通信基地局用アンテナを提案している。この「可視光透過アンテナ」は金属天井に設置しても外観を損なわず、複数の周波数帯域で使用が可能である。これにより、設置場所の制約や設置コストの問題を解決できる可能性がある。これらのアンテナを紹介し、その設計・解析について解説する。



【プログラム】

1.開発背景
2.透明導電性フィルム
3.アンテナ
 3-1 素子設計とシミュレーション
 3-2 構成・構造
4.シミュレーション
 4-1解析モデル
 4-2解析結果
5.実験
  5-1試作モデル
  5-2実験結果
6.今後の予定・まとめ

【質疑応答】

【キーワード】
5G基地局、屋内用、Sub6、透明アンテナ、可視光透過

【講演のポイント】
透明導電膜を利用した基地局アンテナをどのように評価し、キャリア様への導入までに至ったのか、また、透明導電膜を利用した基地局アンテナの将来のロードマップを解説します。

【習得できる知識】
・透明導電膜フィルムを用いた屋内アンテナの設計・解析手法
・透明導電膜フィルムの評価
【第3講】 メタマテリアル電波散乱シートの開発(仮題)

【時間】 14:25-15:40

【講師】国立大学法人 電気通信大学 情報理工学研究科/助教 村上 靖宜 氏

【講演主旨】

 第5世代移動通信システム(5G)では28GHz帯のミリ波と呼ばれる電波が使用される。ミリ波帯の電波は直進性が高く,回り込みにくい特性をもつため、例えば、送受信アンテナの間にパーティションや什器等の遮蔽物がある場合、電波は受信アンテナに届かくなり、通信品質の大きく劣化する領域(不感地帯)が発生する問題がある。本講では不感地帯における無線通信品質改善を目的としたメタマテリアル電波散乱シートについて設計方法や試作および実験による有効性について解説する。



【プログラム】

1. 通信品質改善のためのメタマテリアル電波散乱シートの開発
 1.1 背景
 1.2 メタマテリアル電波散乱シートの構成と設計法
 1.3 設計法に基づいたメタマテリアル電波散乱シートの散乱特性
 1.4 実験によるメタマテリアル電波散乱シートの通信品質改善効果

【質疑応答】

【キーワード】
5G、メタマテリアル、通信品質改善

【講演のポイント】
講演では5Gの無線通信における問題を解決するための、電波伝搬制御に関する技術を解説する。また、講演者は5Gの電波伝搬制御に関する具体的な課題・展望について紹介ができる。

【習得できる知識】
メタマテリアル技術を用いた通信における不感地帯問題の解決方法に関する知識
【第4講】 Intelligent Reflecting Surface(IRS)/ Reconfigurable Intelligent Surface(RIS)の研究動向と課題

【時間】 15:50-17:05

【講師】東北大学 大学院情報科学研究科 川本 雄一 氏

【講演主旨】

 Beyond5Gに向けた技術要素の一つとして注目を集めているIntelligent Reflecting Surface (IRS) に関する研究開発について紹介します。IRSを利用した新たな移動通信システムの実現に向けて世界中で様々な取り組みが成されており、本講演では具体的な研究開発事例を紹介しつつその重要性や実現に向けた課題などについてお話しします。



【プログラム】

1. Intelligent Reflecting Surface (IRS) とは
2. 近年のIRS関連研究開発の動向
3. IRSに関する研究開発事例紹介
 3.1 60GHz帯対応IRS試作機を用いた検証実験
 3.2 透明反射フィルムによる静的反射板の検証実験
 3.3 その他いくつか理論検討
  3.3.1 IRSの分割によるマルチユーザ対応
  3.3.2 IRS複数事業者共用
  3.3.3 対空通信のためのIRS配置
  3.3.4 etc.
4. まとめ~今後のIRS活用に向けた期待~

【質疑応答】

【キーワード】
Beyond 5G,Intelligent Reflecting Surface (IRS),ミリ波,無線通信システム

【講演のポイント】
本講演では,次世代の無線通信技術,特にミリ波やサブテラヘルツ帯通信の実現に有用であると考えられているIntelligent Reflecting Surface (IRS)について,試作機を用いた検証実験を中心としつつ,将来的なシステム設計などの知見となり得る理論検討結果などを紹介する.

【習得できる知識】
B5GにおけるIRSの利用に向けた展望,基礎評価データ等

視聴期間/スケジュール

以下の期間でライブ配信を行ないます。
2024/05/23 10:45 から 2024/05/23 17:05 まで

詳細

受講対象者の職種/職位
本テーマに関心のあるに携わる研究開発者・技術者・事業担当者
受講レベル
初~中級者向け
※受講レベルについて
受講についての補足
※領収書をご希望の方は、ご購入後にDeliveru(デリバル)にログインをして、領収書をダウンロードしてください。

※当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき11,000円で追加でお申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は11,000円となります)。
2名以上の場合は、ファシオ・セミナー事務局までご連絡ください。
質問方法
セミナー担当 webinar@andtech.co.jp
配布資料
なし
※資料がある場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
修了証の発行
なし
※「あり」の場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
提供方法
Zoom配信

講師のプロフィール

講師名
第1部  日本ゼオン株式会社  総合開発センターものづくりスタジオ/スタジオ長  摺出寺 浩成 氏 第2部  日本電業工作株式会社  開発イノベーション本部 / 部長  萩原 弘樹 氏 第3部  国立大学法人 電気通信大学  情報理工学研究科/助教  村上 靖宜 氏 第4部  東北大学  大学院情報科学研究科  川本 雄一 氏
経歴
第1部  日本ゼオン株式会社  総合開発センターものづくりスタジオ/スタジオ長  摺出寺 浩成 氏

2008 金沢大学 大学院自然科学研究科 修士課程修了 
2009 日本ゼオン㈱ 入社
       精密光学研究所:光学フィルム(ZEONOR®)の開発
2018 高機能樹脂研究所:光学レンズ及び医療用樹脂(ZEONEX®)の開発
2020 精密光学研究所:結晶性COP(ZEONEX®C2420)のフィルム開発
2022 東京農工大学 応用化学専攻 有機材料化学専修 博士課程入学
2022 ものづくりスタジオ スタジオ長 全社横断型による新テーマ創出活動中


第2部  日本電業工作株式会社  開発イノベーション本部 / 部長  萩原 弘樹 氏


第3部  国立大学法人 電気通信大学  情報理工学研究科/助教  村上 靖宜 氏

2005年4月-2010年3月  福井大学 工学部 情報・メディア工学科 卒業
2010年4月-2012年3月  福井大学 大学院 工学研究科 情報・メディア工学専攻 修了
2012年4月-2015年9月  福井大学 大学院 工学研究科 システム工学専攻 修了
            博士論文タイトル「メタ・サーフェス反射板を用いたアンテナの高性能化に関する研究」
2015年10月-2015年3月 福井大学 大学院工学研究科 特命助教
            「地域活性化用スマートフォンアプリの開発に関する業務」
2015年7月-2019年3月  東京農工大学 工学府 特任助教
            「局所ばく露指針の拡張のための生物学的根拠に関する調査業務」
2019年4月-2021年10月 国立研究開発法人 電磁波研究所 電磁環境研究室
            「精密な計測に関する研究・開発に関する業務」 


第4部  東北大学  大学院情報科学研究科  川本 雄一 氏

2019年10月 - 現在
東北大学, 大学院情報科学研究科, 准教授
2016年10月 - 2019年9月
東北大学, 大学院情報科学研究科, 特任助教
2016年4月 - 2016年9月
東北大学, 大学院情報科学研究科, 博士研究員
2013年4月 - 2016年3月
日本学術振興会, 特別研究員(DC1)

【委員歴】
2022年1月 - 現在
IEEE ComSoc YP Co-Chairs
2021年6月 - 現在
総務省, 情報通信審議会専門委員
2014年1月 - 現在
IEEE Communications Society Sendai Chapter, 会計担当
2022年4月 - 2023年3月
電子情報通信学会 代議員
2020年1月 - 2021年12月
IEEE, ComSoc APB Membership Development Committee Vice Chair
2021年4月
電子情報通信学会, 東北支部 庶務幹事