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フッ素フリー撥水・撥油表面の設計指針/評価と開発動向

基礎知識の修得から国内外の最新の研究開発動向までを分かりやすく解説! フッ素フリーな撥水・撥油表面を実例を挙げながら解説します!
質問OK 初~中級者向け [N]
45,100 (税込)
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終了
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イベント概要

★2024年4月18日WEBオンライン開講。【講師:産業技術総合研究所・上級主任研究員の穂積氏】 表面化学、薄膜工学、材料プロセス工学の専門家が撥水・撥油処理の設計指針について解説する講座です。

■本講座の注目ポイント

 ★基礎知識の修得から国内外の最新の研究開発動向までを分かりやすく解説!

 ★フッ素フリーな撥水・撥油表面を実例を挙げながら解説します!

カリキュラム/プログラム

■本セミナーの主題および状況
 撥水剤は建材や繊維などにおいて必要不可欠であることから、今後も海外市場を含めた需要の拡大が見込まれています。また、フッ素化合物への規制が更に厳しくなると予想されるため、より優れた撥水性を実現するための技術向上が必要です。
 これまで固体表面のぬれ性(撥水・撥油性)は、静的な(見かけの)接触角の大小で評価されてきました。しかし静的な接触角が同じでも表面状態によって、液滴は異なった動的挙動を示します。
 本セミナーでは固体表面のぬれ性をいかに制御し、どう評価するかについての基礎知識の修得を目指します。また、国内外の最新の研究開発動向と、滑落性(特に油)に優れたフッ素フリーな撥水・撥油表面を得るための設計指針について、実例を挙げながら分かりやすく詳細に解説します。

■本講座の注目ポイント
 ①実用的な撥水・撥油処理に関する基礎知識
 ②ぬれ性評価の正しい知識
 ③最新の国内外の研究開発動向

(企画担当:川本)


【時間】 13:30-17:30

【講師】国立研究開発法人 産業技術総合研究所  極限機能材料研究部門/上級主任研究員 博士(工学) 穂積 篤 氏

【講演主旨】

 フッ素化合物を用いない撥水・撥油処理の開発が様々な産業分野で喫緊の課題となっています。
 本セミナーでは、優れた液滴(特に油)の滑落性を示すフッ素フリーな撥水・撥油表面の設計指針について、実例を挙げながらわかりやすく解説します。



【講演キーワード】
 フッ素フリー、撥水・撥油性、静的/動的接触角、接触角ヒステリシス、滑落性



【プログラム】

1.はじめに
 1-1.Youngの式(ぬれの基本式)
 1-2.表面張力の定義
 1-3.表面自由エネルギー
 1-4.CassieとWenzelの式(凹凸表面、複合表面におけるぬれ)
 1-5.CassieとWenzelの式は本当に正しいのか?
 1-6.既存理論を否定する研究事例
 1-7.3相接触線の重要性
 1-8.これまでのぬれ性評価法とその問題点
 1-9.静的接触角について

2.動的ぬれ性と測定・制御方法
 2-1.動的ぬれ性とは?
 2-2.動的ぬれ性制御の重要性
 2-3.動的接触角と測定方法
 2-4.接触角ヒステリシスとは?
 2-5.自然界における高/低接触角ヒステリシス表面
 2-6.接触角ヒステリシス制御に関する過去の研究
 2-7.接触角ヒステリシスを抑制するためのコンセプト
 2-8.接触角ヒステリシスと滑落性の関係

3.超撥水/超撥油処理の研究開発動向
 3-1.バイオミメティクス(生物模倣技術)を利用した超撥水/超撥油処理
 3-2.超撥水/超撥油性を得るための指針
 3-3.これまでの超撥水/超撥油表面の問題点・課題
 3-4.最新の超撥水/超撥油性の定義
 3-5.超撥水/超撥油処理の研究開発動向
 3-6.自己修復型超撥水/超撥油材料の研究開発動向

4.フッ素フリー撥水/撥油表面を作製するための指針と実例
 4-1.フッ素フリー撥水/撥油表面を作製するための指針
 4-2. 国内外の研究開発動向
 4-3.有機シラン単分子を利用した方法とその特徴
 4-4.PDMSポリマーブラシを利用した方法とその特徴
 4-5.有機-無機ハイブリッド皮膜を利用した方法とその特徴
 4-6.離しょうゲル皮膜を利用した方法とその特徴

5.最近のトピックス、まとめ、質疑応答

視聴期間/スケジュール

ライブ配信は終了しました。
2024/04/18 17:30 に終了

詳細

受講対象者の職種/職位
本テーマに関心のあるに携わる研究開発者・技術者・事業担当者
受講レベル
初~中級者向け
※受講レベルについて
受講についての補足
※領収書をご希望の方は、ご購入後にDeliveru(デリバル)にログインをして、領収書をダウンロードしてください。

※当講座では、同一部署の申込者様からのご紹介があれば、何名でもお1人につき11,000円で追加でお申し込みいただけます (申込者様は正規料金、お2人目以降は11,000円となります)。
2名以上の場合は、ファシオ・セミナー事務局までご連絡ください。
質問方法
セミナー担当 webinar@andtech.co.jp
配布資料
なし
※資料がある場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
修了証の発行
なし
※「あり」の場合、動画の視聴ページからダウンロードができます。
※視聴期間の終了後はダウンロードできなくなります。
提供方法
Zoom配信

講師のプロフィール

講師名
国立研究開発法人 産業技術総合研究所   極限機能材料研究部門/上級主任研究員 博士(工学)  穂積 篤 氏
経歴
平成11年4月1日
 工業技術院名古屋工業技術研究所入省
平成19年
 客員教授, University of Massachusetts Amherst(米国)
令和2年4月1日〜
 客員教授,愛知工業大学
令和5年4月1日〜
 組織改変を経て、現職
 アメリカ化学会、高分子学会、日本化学会、表面技術協会、無機マテリアル学会