ChatGPTなどの生成AIが大きな話題を呼ぶ中、多くの企業がAI技術を利用したソフトウェアの開発・利用に取り組んでいます。しかし、AI技術を利用したソフトウェアの開発・利用に関して、権利関係・責任の所在などの法律問題については法整備が十分ではありません。そこで、このような問題に対処できる適切な契約を結ぶことが重要です。ここでは、AI開発が従来のソフトウェア開発の思想と根本的に異なっている点、知的財産権の基本的な理解などを踏まえ、AI開発を円滑に進めるためのポイントを押さえる必要があります。
また、AI開発にはデータが重要です。AIの学習にはデータが必須であり、データの保護・利活用は喫緊の問題となっています。不正競争防止法上の「限定提供データ」や著作権といった知的財産法の理解だけでなく、利用条件・秘密保持・個人情報保護などを踏まえた戦略的な契約作成が求められます。
本セミナーは、AIとデータについて、一体として学べる絶好の機会です。また、「AI・データ契約ガイドライン検討会」が公表したガイドラインとモデル契約について、委員としてガイドラインとモデル契約の作成に関与した講師が詳しく詳説します。