『夕学五十講』(せきがくごじゅっこう)とは、慶應義塾の社会人教育機関である慶應丸の内シティキャンパス(慶應MCC)が主催する定例講演会です。前期(4月~7月)、後期(10月~2月)の期間に各25講演、年間で50講演を開催しています。
『夕学オンライン』では丸ビルホールからの講演映像をリアルタイムでお届けします。
講演内容
「築地本願寺の経営改革 ~ビジネスマン出身僧侶のお寺改革~」
築地にある築地本願寺は、伝統仏教である浄土真宗本願寺派のお寺である。名前は知られているが、実際に中に入って、本堂にお参りしたことのある人は少ない。
かつて、日本人にとってお寺は、昔は、コミュニティの中心として非常に身近なものであった。しかし、家族制度が崩壊し、地方から都会への人口移動が急速に進むことによって、寺を中心としたコミュニティは、崩壊し、東京を中心とする大都市圏では明確な宗教心を持たない、宗教的浮動層が大量に発生することになる。
こうした環境変化の中で、築地本願寺が取り組んでいる様々な事業を通じての新しい形の伝道布教活動について、過去5年取り組んできた活動についてお話ししたい。