経営に資する内部監査報告の基本設計
経営に貢献する内部監査の出来映えは、監査の最終成果物としての監査報告書が監査結果の伝達と共に経営に価値のある指摘と改善提案をどれほど適切に提示できたかに表れます。一般に内部監査は公認会計士監査のような法定監査に比べてレベルが低いと思われがちですが、監査基準に従って監査をすれば監査の責任を一応果たせる会計士に比べて、監査対象となるリスクや企業のガバナンス上の内部監査の位置づけも業種や企業ごとに異なる内部監査では、決った監査基準に頼らずにいかに経営に貢献すべきかを検討するという判断の難しさがあります。但し産業や企業ごとに監査対応のリスクも異なるとはいえ監査報告書の基本的なあり方はIIAにも指針があるように共通しています。そこで、経営に資する監査という本来の使命を果たすには、監査の進化・発展の前提となる基礎要件として企業経営に適合した監査の手法と共に監査報告制度を自ら考案して実践に映すことが重要です。ところがそうした監査報告書の書き方に不備のある事例も良く見かけます。そこで今回はIIAの指針も考慮しながら各社の最終成果物のスタンダードの作成の参考になるように以下の点を中心事例紹介を踏まえて理論と実務の両面からわかりやすく解説いたします。1.監査報告書の構成要素と記載項目の実務論点 2.監査意見の標準文書の設定 3.指摘・改善提案を導くロジックの組み立てと記載内容
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初~中級者向け
イベント概要
カリキュラム/プログラム
視聴期間/スケジュール
以下の期間でライブ配信を行ないます。
2023/04/24 13:30 から 2023/04/24 17:00 まで
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講師のプロフィール
講師名
公認会計士・公認内部監査人・米国公認会計士(現在inactive) 藤井範彰 氏